血統でわかる育成の傾向

2014年08月29日(金) 18:00


◆今年のチチカステナンゴ2歳世代がブレイクしている理由

「育成次第で馬は変わる。だから血統は関係ない」といった類のモッタイナイ意見を目にすることがあります(実際に馬を育成している人から、そういう意見を聞いたことはありませんが)。

 しかし「理想的な育成」の傾向は「血統」によって出ます。つまり「育成」と「血統」は別物ではなく、常にセットと考えるべきなのです。
 一流の料理人は包丁さばきや味付けが巧いだけではなく、素材の知識に長けているのと同じようなものでしょう。

 たとえば、特定の年に特定の種牡馬が突然活躍する現象。これは、特定の血統馬に適した育成方法を掴んだことにより、特定の血統が連鎖的に覚醒するためです。

 その典型例が、今年の2歳世代のチチカステナンゴです・・・

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亀谷敬正

血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
ウマい馬券にて『血統ビーム』の予想提供中

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