待ちに待った良馬場/新潟記念

2014年09月06日(土) 18:00


乗り替わり14頭、波乱必至

 夏のハンデ重賞は約束ごとのように波乱を呼ぶことになっているが、近年では、今週の新潟記念が一番荒れている。

 多頭数が当たり前になった2006年以降、3着以内に、順に「9、10、16、12、10、9、9、10」番人気馬が飛び込んでいる。

 そのうえ、9年も連続して1番人気馬が馬券圏内(3着以内)から消えているから、3連単は8年連続して「6ケタ以上」になり、3連複もまた8年連続して「5ケタ」以上を記録している。最近では、もっとも難しいハンデ重賞が新潟記念ともいえる。

 今年は、七夕賞、小倉記念で連続して主導権を譲らず、平均ペース以上で飛ばしているメイショウナルトがいるが、近年はスローに決まっている新潟2000mを、気分良く走らせるために田辺騎手はあまりペースを落とさずに行くのだろうか。新潟だから、今度は行くとは限らない。しかし、新潟だからこそ、ここ2戦と同じように行くなら、楽な単騎マイペース必至である。気分良く走らせないと凡走する馬だけに難しい。

 また、最近では珍しいことでもないが・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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