神戸新聞杯は難しく考えずに格を信じる

2014年09月26日(金) 18:00


◆ワンアンドオンリーは安泰と言っていい

 今年の神戸新聞杯はダービー好走組の出走が極端に少ない。

 ダービー馬ワンアンドオンリーはいるが、ダービーの着順で2番目となると、なんと9着のスズカデヴィアスが2番目となる。またダービー5番人気以内馬もワンアンドオンリーとトーセンスターダムの2頭しかいない。

 神戸新聞杯が菊花賞に向けた最終プレップレースとなったのは2000年のことだが、それ以降で、ダービー掲示板組が1頭しかいなかったのは昨年、一昨年の2回だけ。この2回はともに唯一の該当馬が勝利した。他に「前走でダービー5着以内」が1頭しかいなかった(ダービー5着から他レースを挟んだ馬はいた)のが00年と07年。該当馬はそれぞれ2,1着。どちらにしても、ワンアンドオンリーは安泰と言っていいだろう。

 ワンアンドオンリーに取りこぼしがあるとしたら・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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