2014年10月13日(月) 12:00 28
▲今週のトークテーマは『デビュー初年度の夏!熾烈な北海道に参戦』
東 小崎騎手の期は、みなさん活躍していますよね。その中で小崎騎手は、同期中2位の勝ち星。ご自身の活躍をどう感じていますか?
小崎 こういう取材でも「活躍してますね」ってよく言っていただくんですけど、勝てるような馬に乗せていただいているので、そう思ったらこれぐらいは勝たなければいけないと思っています。環境に恵まれているというのが、本当に一番大きいです。技術の面ではまだまだ下手くそで。
同期は、学校時代の3年間一緒に過ごしてきましたけど、みんなその頃からうまかったですし性格も真面目なので、「デビューしたらみんな勝てるだろうな」っていうのは思っていました。
東 そういうメンバーの中で、模擬レースで優勝できたのは自信にもつながりますね。
▲模擬レースを見事勝利!その秘密がコラム後半で明らかに
小崎 ありがとうございます。馬のめぐり合わせもよかったと思いますが、勝ちたかったのでうれしかったです。
東 今年の夏は函館、札幌と北海道に参戦しましたけれども、トップジョッキーが集う北海道を選んだのは?
小崎 所属の村山先生から、「今年は北海道に」というお話があって。三浦皇成さんも新人時代は北海道で勝ち鞍を重ねて活躍されました。多分そういうこともあって、僕にも北海道で勝ち鞍を重ねてほしいというのが、先生の思いだったと思います。
東 村山調教師の意思だったんですね。8月30日の札幌で、“騎乗機会3連勝”という三浦騎手に次ぐ快挙!(※デビュー年の1日騎乗機会3連勝は、三浦騎手が2008年10月11日に7R、8R、9R、11Rで4連勝したのに次ぐ記録)
小崎 記録として残ったのは、素直にうれしかったです。ただ、今までも3連勝できるチャンスはあったはずで、それを逃しているのは自分でも感じていました。それにこの時、2、3、4レースで3連勝だったんですけど、その前の1レースも勝てるくらいの馬だったので、そこを勝てなかったのが悔しかったです。本当だったら4つ勝てていてもおかしくなかったなと。
東 うれしいより悔しいの方が強いんですね。勝てるような馬に乗せてもらうのは、逆にプレッシャーに感じたりしませんか?
小崎 プレッシャーは結構感じます。・・・
東奈緒美・赤見千尋
東奈緒美 1983年1月2日生まれ、三重県出身。タレントとして関西圏を中心にテレビやCMで活躍中。グリーンチャンネル「トレセンリポート」のレギュラーリポーターを務めたことで、競馬に興味を抱き、また多くの競馬関係者との交流を深めている。
赤見千尋 1978年2月2日生まれ、群馬県出身。98年10月に公営高崎競馬の騎手としてデビュー。以来、高崎競馬廃止の05年1月まで騎乗を続けた。通算成績は2033戦91勝。引退後は、グリーンチャンネル「トレセンTIME」の美浦リポーターを担当したほか、KBS京都「競馬展望プラス」MC、秋田書店「プレイコミック」で連載した「優駿の門・ASUMI」の原作を手掛けるなど幅広く活躍。