ワールドエースなど毎日王冠有力馬をデータから分析

2014年10月10日(金) 18:00


◆「春GIから来る馬」の取捨

 毎日王冠は休み明けの馬が強く、要するに春GIから来る馬が強い。今年は該当馬が2頭しかいないが、過去に2頭のみだった年は最低でもどちらかが馬券に絡んでおり共倒れというか総崩れはない(該当1頭でその馬が飛んだことはある)。となると、まずは該当する2頭から検討するのが早道だろう。

 該当2頭のうち1頭は人気が予想されるワールドエース。格の面ではもちろん勝ち負けになるべき馬なのだが、めぐり合わせもあったとはいえこれまで東京の3走がすべて人気以下というのはちょっと引っかかる。絶対に消せないが軸にするのも躊躇してしまうというところ。  もう1頭の該当馬はロサギガンティア。馬券的にはこちらのほうが配当もつくし、魅力を感じる。NHKマイルCは4着だが4角最後方からきわどいところまで追い込んだし、今回のメンバー相手なら・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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