快走の条件がそろった/毎日王冠

2014年10月11日(土) 18:00


強気に攻めの姿勢で

 心配された馬場は、東京はまだ台風の影響は少なく、良馬場見込み。緑のビロードを隙間なく敷き詰めたかのような、素晴らしい芝である。  復活なった3走前、この1800mを1分43秒9の日本レコードで独走している5歳馬グランデッツァ(父アグネスタキオン)に、あの時と同様の快走を期待していい条件がそろった。

 あまり小器用なレースができないから、コーナーの少ない広いコース向き。脚部難で20カ月もの長期休養を経験しているから、ビシビシ追えて自信の持てる状態であること。状態に自信が持てると、3走前に独走で日本レコードを打ち立てたコンビの秋山騎手は、(たまに弱気なこともあるが)迷うことなく自分たちのリズムで、自信の先行策に持ち込める。圧倒的なスピード決着になる芝コンディションである。

 ベストの距離の幅はもう少し広いように思えるが・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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