2014年10月20日(月) 18:00 51
もっと時計が速くなって不思議ない高速コンディションだった年もあるが、第1回、ファビラスラフインの持っていた最高タイム1分58秒1(レースの前後半は58秒7-59秒4)を、一気に1秒以上も塗り替えてみせた。果敢に飛ばしてレースを盛り上げた伏兵グループも、持てる能力全開となって1分57秒台前半で乗り切った上位陣も、中身の濃い秋華賞だった。
勝ったショウナンパンドラ(父ディープインパクト)は、春のクラシックにはもう一歩のところで出走できなかったものの、夏を過ぎて急速にパワーアップ。これで【3-4-0-2】のGIホースとなった。着外2回も小差の5着。すべて掲示板に載っている。 飛ばす先行集団からちょっと離れた中団で、直後にタガノエトワール(父キングカメハメハ)、ヌーヴォレコルト(父ハーツクライ)がいる展開。予想以上のハイペースでレースが流れるなか・・・柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。