2014年10月30日(木) 18:00 19
◆ささやかれる「イスラボニータ怪物説」
今年の天皇賞で1番人気と目されるのが、史上3頭目の3歳馬Vを狙うイスラボニータ。96年バブルガムフェローは朝日杯優勝馬ながらクラシック未出走、02年シンボリクリスエスはダービー2着も当時GI未勝利。優勝馬2頭を物差しにすれば、クラシック“準2冠馬”の挑戦は至極妥当なのかもしれない。それでも生粋のヘソ曲がりたる宴会野郎。盛り上がる周囲に、何かきな臭いムードを感じてもいる。何しろ快挙を達成した上記2頭とは、かなり役回りが違うからである。
当時のバブル、クリスエスはいずれも3番人気。古馬相手に懐疑的な視線を送られており、他馬からのマークも負担になるほどではなかった。もし1番人気を背負っての出走であったら、果たして彼らも同じ結果を得られたかどうか。言い換えれば、1番人気に支持されながらも2着と涙をのんだ一昨年のフェノーメノの姿が、同じダービー2着馬としてかぶったのだ。
しかし週明けの美浦で、その思考を根底から覆す声にブチ当たった・・・