2014年11月12日(水) 18:00 15
◆昆調教師はレガッタについて「これまで何頭もGIを勝つ馬を預かってきたが、それらと同じものを感じている」
毎週の競馬の予想は非常に難解だが、結論と正解もまた毎週出る。何度も繰り返すことができるのだから、それだけ正解も導きやすくなるはずなのだが…。少なくとも記者の場合はいい結果は出ていないし、一般的に見てもそう簡単なものではない。それが1年、2年先、そのもっと先となると…もはや予想ではなく“予言”となる。
予言に耳を傾ける人など、今の世の中、そう多くはなかろう。しかし、そんな遠い将来を見抜くことをなりわいとする人たちがいる。もちろん、うそ八百ではない。大きなリスクを伴いながらも、経験と確信で予言を実現させていく――それが調教師という職業だ。
昨年のセレクトセール1歳で上場されたのが「スイープトウショウの12」。GI3勝を挙げ名牝と呼ばれた母の3番子にして初の牡馬。まして父にディープインパクトを迎えたとなれば、活発なセリも予想された。しかし予想ほど値は上がらず1億円にて落札。社台グループ以外の上場馬としてはナンバーワンの価格になったとはいえ当時、物足りなさを感じたのは記者だけではあるまい。
これには理由があった。当時のこの馬を・・・