2014年11月14日(金) 12:00
精神面での成長に加えて切れ味も見せた今回の走りから、今後さらに期待がもてる気がします。そして私も珍しく日曜の東西メインが本命で決まり、スカッとした気持ちになれましたぁ。特に「みやこS」においては、ほぼ展開もヨミ通り。騎手時代にはヨミそのものがなかった私ですので、その嬉しさも倍増でした…。
さて嬉しさと言えば北村宏騎手は2週に渡っての重賞勝利となったわけですが、今週中の栗東トレセンで騎手数人と話をしていると、「僕は北村騎手の時計、そして馬場をよむ鋭さはピカイチだと感じているので、関東に行った際は朝から北村騎手がどこを通っているのか確認するし、同じレースでは常に気にかけている」と、関西きっての理論派ジョッキー。なるほどなぁ〜と妙に納得でした。
さて話は変わり、ここ最近続々と今後のクラシック戦線で楽しみだと感じさせる新馬での勝ち馬が登場していますね。
先週の京都で勝った高野厩舎の牡馬シャイニングレイ(父ディープインパクト・母シェルズレイ)もそうですし、その1週前の今野厩舎の牝馬ロカ(父ハービンジャー・母ランズエッジ)も。そして既にオープン入りをしている松永幹夫厩舎のティルナノーグなどなど。とにかく現2歳は脚元の心配や気性的な問題、その方向性などが決まる重要な時期だけに、とにかく無事に過ごしていってほしいと願うばかりです。
さて今週は女王決定戦「エリザベス女王杯」です。
メンバーを見渡すと、3歳馬は古馬に対してどうなのか、しかも秋華賞を最大目標として作られているだけに状態面もどうなのか、最強実績馬メイショウマンボの近走の不振はオトコ馬相手だからなのか、女馬同士なら話は別なのか、といった問題もありますし、ディアデラマドレやスマートレイアーは距離が延びての折り合い面など、注目馬たちにも心配要素があります。
取材を通して、また直に馬体を見て状態の良さを感じたのはフーラブライドとアロマティコなのですが、今回の馬券においてはもっと穴馬を狙ってみてもいいとも感じています。
コウエイオトメ。使いづめからの休み明け緒戦となった前走の内容がこれまでとは違った点に加え得意の京都外回り、そして大好きな冬と好材料ばかり。理想はもう少し内枠でしたが、個人的には注目しています。 それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。 ホソジュンでしたぁ。
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細江純子
愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。
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