2014年12月02日(火) 18:00 70
今週はみやこSを振り返りつつ、チャンピオンズCへの期待のほどを明かします!
(取材・文/不破由妃子)
──今週はいよいよチャンピオンズCです。まずは、みやこSを振り返っていきたいのですが、攻めの競馬でしたね(コンマ1秒差3着)。
小牧 あれこそ完全に早仕掛けやね。
──狙った騎乗ではなかったのですか?
小牧 いや~、もうちょっとゆっくり乗れば良かったなと思って。前の日に重賞(ファンタジーS)を勝ったもんだから、調子に乗りすぎたわ(笑)。
──たしかに土日連勝くるか!? とワクワクしました。
小牧 ねぇ、僕も思った(笑)。あの日、地下馬道で僕、ナムラビクターに落とされたんですわ。それで体が痛くて痛くて…。いきなりバーっと立ち上がって、後ろにひっくり返りそうになって、まともに落とされましたわ。まったく頭にきちゃう(笑)。でも、それから急におとなしくなってん。
──ひょっとして、ひと暴れしたことで満足したとか!?
小牧 そうかもしれん(笑)。でも、やっぱり走るね、あの馬は。負けたとはいえ強かったです。
本当はもっと強いんやけどねぇ。楽勝した仁川Sを思えば、あそこから突き放すくらいの力を持ってるはずや。
──ユーザーから「なぜナムラビクターは坂がないと勝てないのでしょうか?」という質問がきていますが、その点はいかがですか?
小牧 いや、坂は関係ないよ。全然関係ない。なにより中京の1800mも・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。