2014年12月23日(火) 18:00 48
今週はダノンメジャーで挑むホープフルSの勝算に迫ります!
京都2歳S、チャンピオンズC、阪神ジュベナイルFと、注目のレースが続いた小牧騎手。今回は、それらのレースを今一度じっくりと振り返るとともに、今週ダノンメジャーで挑むホープフルSの勝算に迫ります!
(取材・文/不破由妃子)
小牧 やっぱり、うまいこといくときはいくもんやなぁと思ったわ。ちょっと出遅れ気味にゲートを出たけど、1コーナーではいつの間にか一番いいポジションにいて。
──そういえば、ゲートでかなり手こずってましたね。
小牧 嫌がってたねぇ。注意されましたわ。まぁ今回はちょっとひどかったけど、いつものことやからね。それにしても、道中は理想のポジションで。もう絶好やと思って、4コーナーで「これは勝つわ」と思ったんやけどねぇ。ホッコータルマエも、おいでおいで状態やったから。
──4コーナーを回る手応えを見て、これはくる!と思ってゾクゾクしましたよ。
小牧 僕も、「よしッ!」と思った。しかし、勝つのは難しいねぇ。上がってきて、1着と2着はこれほど違うものかと思ったわ。でも、今年はこれまでになくGIに手が届くところまできたような気がするので、そのうちなんとかなるやろ(笑)。
──ナムラビクターですが、追い切りは相変わらず動きませんでしたね。59秒8ですから。
小牧 うん。もちろん乗ってもいないし、見ると不安が増しそうやから見らんかった。変なイメージができても嫌なので、あえて詳しく聞かんかったし。でもね、今回はレース前日にいい動きをしてたみたいでね。
──そのようですね。それにしてもあの馬、本当に調教は関係ないんですね。でも、その調教のせいか、相変わらず人気がなくて(8番人気)。
小牧 あの追い切りじゃあねぇ(笑)。ただ・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。