2014年12月25日(木) 18:00 132
抽選会はつつがなく行われ、内枠の偶数番から順に埋まっていきました。まぁ、予想どおりの展開だったのですが、ここまで露骨とは。希望枠を聞いてのドラフト制だと、また違ったでしょうね。あと、ある調教師さんは「ファン投票の結果を枠順をひく順番に反映させたらどうか」と話していました。これもナイスアイディアだと思います。組織票とか、いまの10頭記入制とか、いろいろ課題はあるでしょうが、それならファンの皆さんの1票が直接有馬記念への“参加”につながりますもんね。JRAさんもこれからもいろんなことを考えていくでしょうから、今後の変化を楽しみにしていきたいと思います。
さて、いよいよグランプリ有馬記念!よく取材させていただく厩舎や馬のことがやはり気になります。エピファネイアの調子はすこぶる良さそうですね。火曜日に高田助手は「外だと壁をつくりにくいからできるだけ内がいい」と話していたんですが…。こればかりは仕方ない。川田騎手のエスコートに期待します!
今年もとてもお世話になった松田博厩舎からはラストインパクトが出走。松田博師は菱田騎手の思い切りのよさを高く評価しています。中山初騎乗とのことですが、ひるまずに思い切った騎乗を期待したいですね!
ウインバリアシオンの様子も見てきましたよ~。バリさん、すごく状態よさそうでした!“脚元さえもてば”という条件がつきますが、来年もバリバリ走れるんじゃないでしょうか。
ウインバリアシオン
「とにかく本来の走りを見せて欲しい」と声をそろえる陣営。もう、これに尽きますね。ここ2戦、結果が出ていませんがこの原因が馬場が悪かったせいなのか、それとも自分で競馬をやめてしまったせいなのか。どちらなのかハッキリしません。今回こそは、なんらかの答えを出して欲しいものです。 最後になりますが、今年の振り返りを。今年もいろんなことがありましたが、個人的に印象深いのはシゲルスダチが夭折したことです。あんな元気と丈夫のかたまりのような馬でも、あんな事故に遭うんだ…と思うと人生も馬生も一瞬先は闇、と痛感させられます。だからこそ、いまそのときを大切に生きなければいけない。改めて、そんな当たり前だけどとても大切なことをスダチが教えてくれました。その気持ちを胸に、2015年も頑張っていきたいと思います。
皆さま、よいお年を。そして、2015年もよろしくお願いいたします。
シゲルスダチ
花岡貴子
デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)