2015年01月06日(火) 18:00 82
今週は終わったばかりのホープフルSについて、語ってくれました
2014年最後の騎乗となったホープフルSは、残念ながら7着。1番人気だったこともあり、さすがの小牧騎手もショックが大きかったようです。レース当日、宮崎の実家に帰るという小牧騎手を羽田空港で直撃。終わったばかりのホープフルSについて、語ってくれました。
(取材・文/不破由妃子)
小牧 ホンマやねぇ。ひと脚は使ってるんやけど…。久々に野次られましたわ。まぁ1番人気やったから仕方がないけどね。あの馬の競馬っていうのを、もうちょっと考えなアカンわ。
──レースは好スタートから控える形に。
小牧 位置取り云々より、とにかく自信を持って競馬をしようと思ってた。実際、4コーナーでは差し切れる手応えやったし、これなら!と思ったんやけど…。競馬は難しいね。まぁ結果論やけど、あれだけスタートが良かったんやから、もうちょっと行っても良かったなぁ。
──レース後、橋口先生はなんておっしゃっていましたか?
小牧 「なんでやろ?」って。そのときは「わかりません」としか言えなかったんやけど、折り合いもついたし、やっぱり(敗因は)位置取りやと思う。レース前、珍しく先生が「自信を持っていけ」って声を掛けてくれてね。先生のそのひと言で、あまり攻めずに自信を持っていこうと腹をくくったんやけど。自信を持ちすぎてしまったわ(笑)。GIじゃないのに、ここ数日はダノンメジャーのことで頭がいっぱいやった。だから今日は余計に疲れたわ。
──小牧さんは、ご自分で思っている以上に考え過ぎてしまうタイプでは?
小牧 そうかもしれん。なんせ、しょぼいねん(笑)。最近、つくづくそう思うわ。来年の目標、今決めた! 常に・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。