2015年01月08日(木) 18:00 16
※スモークフリーは今週出走いたしません。当コラムは出走馬確定以前に執筆されました。
◆国枝調教師が見せた不満
2014年度のJRA賞受賞馬が6日、決定した。昨年は大半の部門が年末まで“白紙”のまま進行する激戦。一見無風と思われた短距離部門さえ、スノードラゴンを管理する高木調教師が「できればジャスタウェイに有馬記念を勝ってほしかった。これで4歳以上牡馬の部門に投票せず、短距離部門で投票する人が出るんじゃないでしょうか」と気をもんだほど。各受賞馬の関係者は例年以上の喜びをかみ締めていることだろう。
ただ、決して満足の表情を見せない人物も中にいる。最優秀2歳牡馬を受賞したダノンプラチナの国枝調教師だ。
「朝日杯FSを勝てば2歳牡馬(タイトル)は確定的。それだけに納得できないのは、そこまで重い一戦の出走馬がオートマチックな抽選で決まっていること。ダノンプラチナだって、あそこで非当選(当時は賞金900万円)なら、チャレンジ資格さえなかった。つまり、単なる運の良しあしでJRA賞が決まっていいのかって話。賞金に差のつかない2歳GIこそレーティングを導入すべき。それなら大多数の人間は納得するし、よりGIにふさわしいメンバーも揃うはず。抽選というシステムを永続的に採用するのは、JRAの・・・