次のレースに大いに注目/シンザン記念

2015年01月13日(火) 18:00 26


上位勢の能力は紙一重かもしれない

 年が明けて3歳馬(2012年生まれ)となったこの世代の初重賞を制したのは、グァンチャーレ(父スクリーンヒーロー)だった。

 武豊騎手(45)は、これで歴代単独トップとなる29年連続「JRA重賞」制覇であり、シンザン記念制覇は7回目となった。その7勝は、1997年シーキングザパール、1999年フサイチエアデール、2002年タニノギムレット、2003年サイレントディール、2004年グレイトジャーニー、2005年ペールギュントに続いてだった。

 日本ダービーを勝つことになるタニノギムレットを筆頭に、シーキングザパールはNHKマイルC、モーリスドギース賞(仏GI)…など。フサイチエアデール、サイレントディール、グレイトジャーニーものちの重賞勝ち馬であり、3歳グァンチャーレにとっても、武豊騎手にとっても、なによりうれしい年最初の重賞勝ちである。

 種牡馬スクリーンヒーロー(父グラスワンダー。祖母は名牝ダイナアクトレス)にとっては、2世代目の産駒から出現した初めてのJRA重賞の勝ち馬だった。

 1分34秒8(前後半48秒2-46秒6)の勝ちタイムは・・・

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柏木集保

1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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