追うごとによくなるエイシンブルズアイ

2015年01月29日(木) 18:00


ジョッキーたちが絶賛する乗り味

 きっかけひとつで大きく変わる。ちょっとしたことで、ずっと破れなかった殻がはじけた。淀短距離Sでのエイシンブルズアイの走りを見てそんなこと感じました。

 淀短距離Sではまさに正攻法の競馬。「期待が高い馬だけにやっと結果を出せてホッとしました」と担当の川副厩務員は穏やかな笑顔を見せます。またがったジョッキーたちはみな「とても乗りやすい」と手放しに誉める。でも、彼を乗りこなすコツのようなものをつかむのはちょっと時間がかかったようです。

「ひじょうに繊細に反応してしまう馬なので、ちょっと仕掛けただけでビュンと行ってしまう。そのさじ加減をつかむのがポイントのようです」

 最近は普段の調教でも“走る気”がかなり出てきたよう。

「昨年の秋ごろより、調教での動きが意欲的になりました。またがった人が帰ってきたときに『うなってますよ』と言っているほどです(笑)」

トレセン密着

エイシンブルズアイ

 そして、関係者をさらにそのあとにも驚かせるのだとか。

「追うごとにトモがバーンと張ってくるんです。」

 毛ヅヤもほんと素晴らしくてピッカピカ。いまの賞金ではGIに向かうのはこころもとないですし、ビシッと決めて高松宮記念に向かってほしいですね。

 根岸Sに向かうエアハリファも文句なしの状態。辻野助手は「臨戦態勢は整いました。きのいいタイプなので休み明けも苦にしません。ここで賞金を積んで“次”に向かえれば」と話していました。エイシンブルズアイ同様、いまはもちろん、次も見据えているようでした。無事に目の前の関門をクリアしてほしいですね!

 先週、シゲルスダチについて2月に発表できることがありますよ、と書きました。netkeibaの掲示板をはじめ、わたしのところにも期待をよせるメッセージをたくさんいただきました。ありがとうございます。発表にはまだもう少し調整が必要で時間がかかるのですが、もう少し待っていてくださいね。

 その流れの中でスダチの横断幕を作成した人を探しているとFacebookで告知させていただきました。すると、すぐさまみなさんが連携してくださって知りたかった情報を得ることができました。ネットの力、皆さんの力だってすごいですね。改めて、この場を借りて深くお礼申し上げます。ネット、そしてnetkeibaの掲示板を通じた結束力を実感した出来事でした。

トレセン密着

シゲルスダチ

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花岡貴子

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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