2015年01月30日(金) 18:00 28
◆短距離戦のペースについて
「クラスが上がって流れが速くなった方が競馬はしやすい」
下級条件ではスピードが勝り過ぎて、折り合いを欠くような馬を取材している時に、よく耳にする言葉だ。普通なら未勝利より500万下、500万下より1000万下、1000万下より準オープン…とレベルが上がるにつれて道中のペースは速くなる。だが、ここ最近の芝短距離オープンについていえば、その当たり前の法則が当てはまらないことが多い。
昨秋からの一連のレースでは前半3ハロンより後半のそれの方がラップが速くなるケースが続出。「電撃のスプリント戦」というように、1200メートル戦は通常、前半より後半3ハロンの方が時計がかかって当たり前なのだが、淀短距離Sなどは前半が34秒9で、後半が33秒6と実に前後半差1秒3もの遅いペースで流れているのだから、超スローといってもいいぐらいだ。なぜ、こんな事態が起こるのか?
「メンバー、競馬場によって流れが変わってくる。京都なんかは意外に流れが落ち着きやすい」と語る調教師もいるが…。
いずれにしても・・・