2015年02月05日(木) 18:00 40
◆国枝栄調教師が漏らしたシビアな言葉
「最近は坂路で追い切る馬がめっきり減りましたね。それまで利用していた組も随分撤退して、今はウッドチップやポリ(トラック)で稽古してますから。馬だまりなんかも閑散としてきましたよ」
先日、美浦の某助手が宴会野郎にこんな言葉をかけてきた。
そこで意識してモニターを見ていると、確かに坂路を駆け上がっていく馬で実際に時計になるのはごくわずか。少なくとも、以前は倍以上の馬がしっかり追い切られていたはずだが…。果たしてどういうことか? 再びその助手を直撃すると次の答えが返ってきた。
「突き詰めれば馬場が特殊すぎるんです。(1ハロン)12秒台のラップなんかとても出ない重たい馬場。農耕馬じゃないんですからね。競馬を何度も経験している古馬ならまだしも、若い馬の関係者には敬遠されて仕方ないと思いますよ」
つまり、若駒にとって美浦の坂路は・・・