フェブラリーSはGI常連組かステップレース組か

2015年02月20日(金) 18:00


◆問題となるのは枠順

 フェブラリーSはGI常連組、特に直近のGIで好走している馬が強いレースなのだが、今回は該当馬が少ない。このところのGIを軒並み勝っていたホッコータルマエが不在となった影響だ。

 となると、GI常連組で着順などに多少目をつぶるか、根岸S・東海Sといったステップレース組を例年よりも重く見るか。個人的には前者に近い基準でいこうと思う。

 もうひとつ問題なのが枠順。東京ダート1600mは外枠有利・内枠不利の傾向が強いコースとして有名で、2010年に小さな改修が施された後も大きく傾向は変わっていない。さらにフェブラリーSはこれまで、当該コースの全レースと比べても内枠不利の傾向が強く出てきた。

 そしていざ枠順が出てみると、個人的に重視しようと思っていた馬が内寄りに入ったうえに、外枠にはデータで拾える穴馬がいない。枠順を気にしない人はよいが、気にしだすと厄介な要素になる。

 内を引いたということでまず挙げるべきはコパノリッキーだ・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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