2015年03月18日(水) 18:00 13
◆果たして重視すべきは体か、顔か…
美浦には2歳世代が入キュウしたようだが、先週の当コラムで指摘したように、どうも産地馬体検査の出足は全体的に鈍いようで…。某調教師からは「もう役割を終えたんじゃないか」との声も。POGでは大きな役割を果たしてきただけに、なくなるのは寂しいが、果たしてどうなっていくのだろうか。
気の早いPOG愛好家はそろそろ2歳馬の情報収集に取り掛かっているころ。今回はPOG戦略をちょっと違う切り口で紹介したい。
ハープスターの引き運動を松田博調教師と見ていた時のこと。「胸前の筋肉といい、なんかすごい体になってきましたね」とトレーナーに話を振ると、ちょっと苦笑いしてこう言った。「こういうタイプは繁殖に入ってどうかなあ」。すでに引退後の心配までしていることにも驚いたが、もっと意外だったのは、この名牝ベガの血を引く桜花賞馬ハープスターの“母としての能力”に疑問を感じていること。その真意を聞いてみた。
「ベガは体に女性らしい丸みがあった。顔つきなんかもいかにも女の子という感じだったろ。ビワハイジ(ブエナビスタの母)も牝馬らしい、線の細い馬だったよな。ハープスターは体も顔つきも・・・