2015年04月27日(月) 18:00 66
このトライアルをステップに、本番で「1-3着」したのは、レース展望でも示したが、この10年間で8頭存在する。とくに今年は、桜花賞組の能力がいったいどのくらいなのか不明なところがあるので、東京の2000を好走したこの3頭はオークスの伏兵になりえるかどうか、例年以上に慎重に振り返る必要がある。
レース内容とは別に、この10年間のオークスで通用したフローラS組は、
▽05年
ディアデラノビア
2分01秒8(2人気1着)→3人気3着
▽07年
ベッラレイア
2分00秒8(1人気1着)→1人気2着
▽10年
サンテミリオン
2分00秒2(1人気1着)→5人気1着
アグネスワルツ
2分00秒4(4人気2着)→8人気3着
▽11年
ピュアブリーゼ
(重)2分03秒3(3人気3着)→8人気2着
▽12年
アイスフォーリス
2分02秒4(2人気2着)→9人気3着
▽13年
エバーブロッサム
(稍)2分04秒0(2人気2着)→5人気2着
デニムアンドルビー
2分03秒9(1人気1着)→1人気3着
本番でも通用した馬は、トライアルの段階から評価が高く、それに応えてフローラSを1-2着した馬ばかり(3着は1頭だけ)。みんな大駆けしてオークス出走の権利を得たわけではないところが共通点である。今年の3頭はレースレベルは別観点として、本番のオークスでも好走できる条件は満たしている。
勝ったシングウィズジョイ(父マンハッタンカフェ)は・・・柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。