2011年度北米サイアーランキング 中間発表

北米繋養種牡馬の上半期ランキングです。イギリス&アイルランド、フランスの上半期ランキング、オーストラリアの総合ランキングは7月終了時にやる予定です。誰もやってなければ。

掲載データはBloodhorse.comが参照元。ここのランキングは日本、香港での獲得賞金を省いているんですよね。日本の賞金はG3でも並の北米G1以上だったりでかなりランキングに影響するので、この集計方式を採用します。

位..馬名..........総獲得賞金(ドル)....主な産駒
01.Tapit...........................4209188.....Zazu
02.Giant's Causeway..3960523.....Giant Oak
03.Distorted Humor.....3715377.....Machen
04.Smart Strike............3641417.....Smart Bid
05.Medaglia d'Oro........3406212.....Plum Pretty
06.Forestry....................3378932.....Shackleford
07.Mineshaft..................3338214.....Dialed In
08.Malibu Moon............3259093.....Malibu Pier
09.Trippi.........................3099848.....R Heat Lightning
10.Maria's Mon.............3076321.....Awesome Maria

先週末に重賞3勝、準重賞2勝の固め打ちでTapitが首位に浮上しました。まだ10歳と若く、前途は洋々。2年連続リーディングサイアーのGiant's Causewayが2位に転落ですがその差はわずか。出走頭数ではダントツなので、リーディング最有力の1頭であることは確かでしょう。今季メジャーどころではプリークネスS勝ち馬のShacklefordの父Forestryが7位でした。ケンタッキーダービー勝ち馬Animal Kingdomの父Leroidesanimauxが12位。

父系はA.P. Indy系3頭、Storm Cat系2頭、フォーティーナイナー系2頭(Mr.Prospector系でまとめると3頭)、その他3頭。日本で今年活躍中の産駒には、Tapit産駒にマーチSを勝ったテスタマッタ、Mineshaft産駒に南関重賞2勝のザッハーマインがいます。

北米リーディングの注目はなんといってもGiant's Causewayの3年連続首位なるかでしょう。これは1991-1993年のDanzig以来18年ぶりの快挙となります。接戦のランキングですので、ブリーダーズカップなどの高額賞金レースでの産駒成績がカギを握りそうです。