2015年06月23日(火) 18:00 148
今回の太論では、ダービー、そして目黒記念について、たっぷり振り返っていただきます!
新潟大賞典に続き、目黒記念も勝利と、ここにきて追い風が吹いてきた感のある小牧騎手。今回の太論では、ダービー、そして目黒記念について、たっぷり振り返っていただきます!
(取材・文/不破由妃子)
小牧 少し前まで、「今年はもう(重賞を)勝てんのかなぁ」と思ってたからねぇ。うれしいですわ。でも、目黒記念は、ひょっとしたら勝つんちゃうかなと思ってた。
──そうなんですね。やはり、ジョッキーの手応えと実際の人気には乖離がありますね。
小牧 あの馬、力があるのはわかってたから。だって、去年の天皇賞(秋)では着にきてんねん(5着)。あのときも内枠ですわ(1枠2番)。勝った京都大賞典も2番枠で、そのレースを事前に見てたんです。で、この馬は内枠に入ったときに走るんやな~と思ってたら、1番枠ですやん。あ、これ、勝つかもしれんなと。
──新潟大賞典のときもそうでしたが、事前に過去のレースを見て、しっかり予習されていたんですね。
小牧 うん、そう。何度も一緒に競馬してるから、レースを見んでも力があるのはわかってたけどね。
──それにしても鮮やかでした。馬群を縫うように伸びてきて。「目黒記念をじっくり振り返ってください」というリクエストがたくさんきています。
小牧 なんせね、4コーナーの手応えが違いましたわ。あれだけ手応えがあって、なおかつ東京の馬場やったら、そりゃあ余裕を持って乗れるよね。何もかも思っていた通りでしたわ。
──内枠がいいということは、ラチを頼る癖があるのですか?
小牧 いや・・・
小牧太
1967年9月7日、鹿児島県生まれ。1985年に公営・園田競馬でデビュー。名伯楽・曾和直榮調教師の元で腕を磨き、10度の兵庫リーディングと2度の全国リーディングを獲得。2004年にJRAに移籍。2008年には桜花賞をレジネッタで制し悲願のGI制覇を遂げた。2024年には再度園田競馬へ復帰し、活躍中。史上初の挑戦を続ける。