オフサイドトラップ“不治の病”を乗り越え重賞初制覇/98年七夕賞

2015年07月06日(月) 12:00

■秋への飛躍をつかんだ一戦

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競走馬にとっての“不治の病”といわれる屈腱炎。医療の進歩により、いまでこそ復帰の例も多く聞かれるようになってきましたが、90年代はより厳しい現実が罹患した馬たちを待ち受けていました。

98年の七夕賞に出走したオフサイドトラップは、この不治の病を3度も克服し、戦場に戻っていました。すでに7歳になっていましたが、ファンは同馬を2番人気に支持。鞍上はそれまでの安田富男から、頭角をあらわしはじめた蛯名正義にスイッチしていました。

道中はじっと脚を溜め、直線で爆発させると、先に抜け出したタイキフラッシュをゴール寸前でかわし、念願の初重賞制覇。その後オフサイドトラップは続く新潟記念も制し、やがてGIウイナーにも上り詰めます。繰り返す困難に耐え、見事に花を咲かせた同馬の走りをぜひともご覧ください。

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■出演者

長岡一也

ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。

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