七夕賞の継続騎乗組

2015年07月07日(火) 12:00


今回のデータは今年に限らず来年も使っていきたい物差し

 一般的に重賞では、前走と同じ騎手が乗っている馬は、乗り替わりになっている馬よりも勝率・複勝率で上回るものである。反対に回収率は乗り替わり馬のほうが勝ることも多い。

 ここで言う「乗り替わり」は前走と騎手が違うことだけを条件としている。つまり、前走が代打騎乗で今回主戦騎手に戻るケースも入ってしまうし、主戦騎手に見捨てられたわけではなく、騎乗停止などの事情が絡むこともある。しかし、それでも重賞では「お手馬」として同じ騎手が乗り続けている馬のほうが勝率等では上にいくことが多いのだ。反対に乗り替わりの馬は人気薄になりやすく、激走一発で回収率を跳ね上げることも多い。

 七夕賞の場合は・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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