2015年07月17日(金) 18:00
種牡馬ランキングには、「世代別ランキング」があるが、スクリーンヒーローの2011年生まれの初年度産駒は、2歳総合ランキング「36位」だった。はっきりいって、スタート今一である。
ところが、その2011年生まれの産駒たちは現在4歳になって、いま4歳7月の時点で、世代別ランキング「19位」にまで上昇している。安田記念を制するまでに成長したモーリス。菊花賞を3着に快走し、先々週の函館で4勝目を挙げたゴールドアクター、春の東京で連勝して4勝目を記録したプロトコルなど、3歳から4歳になってどんどん成長して出世する産駒が多いからである。スクリーンヒーローは、自身が急成長を武器にあれよあれよのうちにジャパンCを勝ってみせたように、産駒もだんだん強くなるのである。
父グラスワンダーの良さに、4歳秋のジャパンCを3着するほどの成長力を示した祖母ダイナアクトレス(父ノーザンテースト)の素晴らしさが加わったスクリーンヒーローは、最大の長所を産駒に伝えているのである。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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安達太良S
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