“不文律”が消えた函館で増した競馬の迫力/トレセン発秘話

2015年07月23日(木) 18:00


◆小回りならではの駆け引き

“美浦のご意見番”こと国枝栄調教師は、こんな言葉をよく口にする。

「個人的に好みなのは東京競馬場だね。直線が長くてどの馬も力を発揮しやすい。強い馬が強い走りをする。やはりこれが競馬の醍醐味じゃないかな」

 ブラッドスポーツの観点からは正論だろう。人気馬が実力を発揮できなければ、レースの持つ迫力自体が薄れてゆく。昨年の函館スプリントS(直線ドン詰まり)で11着に終わったストレイトガールなど、その顕著な例だ。ただ競馬の魅力は、決してサラブレッドの能力のみによるものではない。それを痛感させるシーンを、今年の函館では何度か目撃した。

「ペースをスローに落とし、内心しめしめと思ったけど・・・

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東京スポーツ

2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

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