2015年08月13日(木) 12:00 55
先週もオバケポイントにオバケはいた(アズマシャトル1着)。これで、4週連続でいたことになる。
ちょっと出来過ぎだ。
こういうのは当たったり外れたりしながら、でも当たることの方がちょっと多いくらいが健全なはず。どこかで大きな反動がやって来そうで、いやだなぁ~こわいなぁ~。
でも、お化け屋敷なんだから怖くて当たり前だ。気にせず、調子に乗ったまま夏競馬を乗り切ってしまおう(馬券的には調子に乗れてないけどね。ワハー)。
とはいえ関屋記念には、これといったオバケポイントはない。
もしかしたらオバケはいるかもしれないけれど、オッズ視点ではオバケ探しはしにくいレースだ(オバケポイントに興味のある方は好評発売中の競馬王9月号でお願いします。夏の重賞を全部オッズ視点で分析してみました)。
ではどうするか?
関屋記念は、前走中京記念組の人気の押し出し・引き出しが決まりやすいレースだから、そこを拠り所にオバケを探すべきか。
人気の押し出し・引き出しとは、このコラムでも夏になると書いてるので、今さら説明の必要はないかもしれないけれど、軽く説明すると…………
人気の押し出し→前走人気のなかった馬が勝つ(もしくは2着する)ことで、今走、人気が上がってしまうこと。
人気の引き出し→前走人気だった馬が負けて、今走人気を落とすこと。
もちろん優遇するのは人気が引き出された馬。
たとえば、先週のアズマシャトルとマローブルーの関係は押し出し・引き出しだった。
アズマシャトルは前走のマレーシアCを1人気で4着に負けて、小倉記念では人気を落として、6人気だった。
一方、マローブルーは同じマレーシアCを3人気で2着したことで、小倉記念では1人気になった。
押し出し・引き出し的見地では、マレーシアCを1人気で4着に負けたアズマシャトルは人気が引き出されて1着し、3人気で2着したマローブルーは1人気に押し出されて5着に負けたとなる。
この関係は、同じような馬同士で対決しがちな夏の記念ものハンデ戦でよく見かけられるけど、関屋記念に出走する前走・中京記念組でも見かけられる・・・
かしわでちょうほう
競馬専門誌・競馬王の元本紙予想担当。今は競馬王その他にて、変な立ち位置や変な隙間を見つけて、競馬の予想のようなものを展開中のニギニギ系。 著書はなし。最新刊「グラサン師匠の鉄板競馬 最前線で異彩を放つ看板予想家の鉄板録」に再び間借りして、4年ぶりに全重賞・根多の大百科的なものを執筆。