2015年09月09日(水) 18:01 52
今回はいつものコラムと趣向をかえて、小島友実さんとの対談をお届けします。従来とは傾向が一変した新生中山芝。その秘密を、小島さんに聞きました。
小島 中山の芝は、去年の夏に15年ぶりに路盤の改造工事を行いました。それまで、中山の芝は実は、あまり水はけが良くない競馬場だったんです。だから路盤改造工事をする時に水はけをよくしようという事で工事が行われたんですね。
これは私が去年夏に取材に行った時に撮った写真です。詳しくは、「馬場のすべて教えます」を見て頂きたいのですが、去年の馬場改造工事で中山競馬場の路盤に、直線の内側から18m、直線以外は内から11mに単粒砕石層(たんりゅうさいせきそう)という粒の揃った小石の層を入れたんです。
▼2014年、中山競馬場の馬場路盤工事時に撮影した単粒砕石層(写真:小島友実)
亀谷 あ、そうなんですね。それで新生、中山競馬場の芝は水はけが良くなったんですね。
小島 そうです。砕石層は、粒の揃った小石の集まりなんですけど、やっぱり砂利があることによって水はけって良くなるじゃないですか。
また、この馬場改造工事では暗渠管(あんきょかん)が入った事も大きいですね。暗渠管は水田などに用いられる事でも知られています。この暗渠排水管を中山の特に水はけが悪いところに何か所かに入れたわけです。
▼中山競馬場の暗渠管(写真:小島友実)
亀谷 暗渠管を入れると、劇的に水はけが良くなって、結果的にスピードが活きる馬場になりますよね。
小島 暗渠管、大事です。あと砕石層も同じぐらい大事です。これらによって・・・