2015年09月28日(月) 18:00 37
過去10年のスプリンターズSを振り返っても、極端に前半3Fに傾斜が掛かったスプリンターズSは、豪州のテイクオーバーターゲットがレースメイクした2006年と、アストンマーチャンがレースメイクした2007年の2度のみ。直近7年は、前後半差約2.0秒以内の平均的な流れで決着しています。スプリント戦で前後半差1.0秒もないレースというのは、実質スローペースで2010年はそれに該当します。
2010年のスプリンターズSは、逃げたウルトラファンタジー(10番人気)が1着。2番枠からロスなく立ち回ったダッシャーゴーゴー(6番人気)が2位入線(4着に降着)。繰り上がり3着のサンカルロ(7番人気)も3番枠を利してインぴったりでレースを進めた馬でした。同年の高松宮記念の勝ち馬であり、翌年の高松宮記念も制したキンシャサノキセキは一応の強さを見せたものの、14番枠で外々を追い上げるロスが祟って3着(繰り上がり2着)止まりでした。
確かにこの年は、同年のクリスフライヤー国際スプリントで当時は絶対王者と目されていたロケットマンを破った追い込み馬グリーンバーディーが1番人気に支持され、過剰に恐れられていたこと。逆にグリーンバーディーに3戦3勝だったウルトラファンタジーが過小に評価されていたことが生み出した異質とも言えるスローペースでした。
しかし、近年・・・
No.1予想家陣
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