2015年10月01日(木) 12:00 69
先週のコラムで、キタサンブラックの適性というより、オーナーの北島のサブちゃんの適性を考えると、キタサンブラックが勝つべき舞台は菊花賞ではなく有馬記念ではないか? と書いた。
やっぱりサブちゃんは、大つごもりに唄い上げるのが一番と思ったからだけど、その意見に血統ビームの亀谷クンも賛同してくれた。
だからすかさず聞いてみた。どうなの? キタサンブラックは有馬に勝てる?
「いやぁ~それはわかりませんけど、でも唄うなら有馬記念の日はいいですよねぇ~。まつり、いいじゃないですかぁ~」。
「それはわかりませんけど」のフレーズが出たときは、たいてい別に狙いたい馬がいるときだ。経験上そうだ。ただチャンスが微塵もないときには、そういう賛同はしない。
だから決めた! チャンスはある。やっぱりキタサンブラックには菊花賞ではなく、有馬を勝っていただこう。
それはさておき、スプリンターズSだ。
今年のメンバーをパッと拝見して、サッと頭に残ったのは2頭+2頭。
ウリウリ 藤原英
ストレイトガール 藤原英
ベルカント 4歳
ミッキーアイル 4歳
藤原英厩舎の2頭と4歳の2頭。
セットで書くと意味ありげだけど、予想人気を見ると、この4頭で上位人気を形成しそうで、ただただ人気のある4頭が無意識に脳裏をかすめただけかもしれない。
でも目標のG1に向かって、馬を仕上げてくる藤原英厩舎の馬は気になるし、馬券圏内率の高い4歳は気になる。
隊列的にも、
2~3番手 ミッキーアイル
3~5番手 ベルカント
7~8番手 ストレイトガール
10~12番手 ウリウリ
と予想でき、あまりポジションでやり合う感じもなく、つまりこの4頭で一番流れの向いた馬が1着しそうな気もする。
気はするけれど、スプリンターズSはG1だ。G2やG3とは違う。枠順や馬場でも変わってくるはずで、全馬が理想的なポジションで走れるとも思えない。しかも今年は例年より一発を虎視眈々と狙っている陣営も多そうだ。
だから別の角度で見てみる。
アプローチの材料は去年使用した「ほとばしる前向きさ」だ。
去年は、
------------------------------------------
スプリンターズSは地方出身騎手か外国人騎手を軸にすれば、だいたい当たる
------------------------------------------
として、
戸崎(ハクサンムーン)と岩田(ストレイトガール)の地方出身者二人による短距離盟主争いという結論になった。
結果は、・・・
かしわでちょうほう
競馬専門誌・競馬王の元本紙予想担当。今は競馬王その他にて、変な立ち位置や変な隙間を見つけて、競馬の予想のようなものを展開中のニギニギ系。 著書はなし。最新刊「グラサン師匠の鉄板競馬 最前線で異彩を放つ看板予想家の鉄板録」に再び間借りして、4年ぶりに全重賞・根多の大百科的なものを執筆。