古馬牝馬の大一番・エリザベス女王杯の前哨戦である府中牝馬S。2000年のこのレースには、のちに重賞馬の母となるトゥザヴィクトリーが出走しました。早くから素質を評価されていたものの、GI未勝利でむかえる古馬の秋。フサイチエアデールはじめ好メンバーが揃いましたが、ここで負けるわけにはいきません。スタートから早々に先手を奪うと、府中の1800mをひとり旅、危なげない走りで4馬身差の逃げ切りをおさめたのです。

その年のエリザベス女王杯は4着と敗れたものの、翌01年のエリザベス女王杯でGI初制覇、さらにはドバイワールドカップでも2着と、まさに名牝と呼ばれるにふさわしい活躍を残したトゥザヴィクトリー。彼女がみせた素質溢れる走りを、ぜひご堪能ください。

▼01年のエリザベス女王杯では、武豊を背に悲願のGI初制覇を飾った

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≪No.1予想≫

※予想は金曜日夕方より順次公開されます

■ナレーション

長岡一也

ラジオたんぱアナウンサー時代は、日本ダービーの実況を16年間担当。また、プロ野球実況中継などスポーツアナとして従事。熱狂的な阪神タイガースファンとしても知られる。