◆コンビの強運度はアパパネに負けていない

　今週は東西で土日(24、25日)重賞(富士S&菊花賞)に挑む国枝栄調教師。週明けの美浦で手応えを探った当方に対し、こんな一句を詠み上げた。

「秋競馬 蛯名祭りか 血祭りか、だな」

　栗東に滞在し最後の1冠にかけるタンタアレグリアはもちろん、皐月賞以来半年ぶりの出走となる2歳王者ダノンプラチナも仕上がりは上々。あとは両馬を操る鞍上のリード次第、といった心境だろうか。言わずもがなかもしれないが、国枝キュウ舎のGI計11勝に最も貢献したジョッキーは蛯名正義。アパパネの5冠を筆頭に、マツリダゴッホの有馬記念、そして昨年ダノンプラチナ…。近年は栄光のあるところに蛯名ありといった様相で、その手腕に託す部分は相当な比率を占めている。

「今思えば、アパパネとのコンビは本当に勝負強かったな・・・