「菊花賞だからこそ買いたい馬」不在で馬券的にはどう攻める?

2015年10月23日(金) 18:00


◆たまに穴をあけるのは前走1000万条件組

 今年の菊花賞は「菊花賞だからこそ買いたい馬」がおらず、年に一度しかないレースだけに寂しいところ。馬券的にはオーソドックスに入るしかないのかと思う。

 菊花賞でオーソドックスな馬券といえば、神戸新聞杯上位組。リアファルはマレーシアカップの超スローに続いて展開に恵まれたため評価しない人もいるだろうが、今回三度スローということは十分にありうる。スピリッツミノルは初手が遅いし、キタサンブラックミュゼエイリアンは距離を考えると強気には攻めてこれないだろう。

 逆に、わざわざスピリッツミノルを待ってまでハナに行かない競馬をすると、自滅の可能性がある。距離を意識せずにここ2走と同じ競馬をすればよい。

 リアルスティールはある程度の位置を取って折り合いがつけば、楽勝できるはず。ただ・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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