来年度の競馬番組 重賞を増やしすぎでは/トレセン発秘話

2015年10月23日(金) 18:00


◆一時的に売り上げは上がるのかもしれないが…

 19日に発表された来年度の競馬番組に「紫苑Sを新たに重賞競走とする」とあった。思わず「え?」である。秋華賞のトライアルとして2000年に創設されたものの、このレースを使って本番を制したのは昨年のショウナンパンドラのみ。あとはほとんどがいいところなしという結果に終わっているレースに、今まで重賞化の機運などあったのだろうか?

 JRAによれば「秋華賞の興趣を高める観点から」とあるが、重賞レースとしての質を確保できるのか、大いに疑問だ。賞金が高くなれば、それなりに駒は集まる?来年どんなメンバーが集まり、重賞に見合うレースが行われるのかどうか、見ものである。

 重賞を増やせば、それだけで見栄えはいいし、一時的に売り上げは上がるのかもしれないが・・・

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東京スポーツ

2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

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