手塚厩舎の“走れなかった”ディープ産駒2頭ついにデビュー

2015年11月12日(木) 18:00


◆「さすが高馬という乗り味」

 これも期待の裏返しだろう。2か月ほど前、手塚貴久調教師が「ウチの2歳はディープ(産駒)が一番走らない」とこぼしたことがあった。馬主や牧場サイドが聞いたら眉をひそめそうな発言だが、実質は「走らない」のでなく「走れない」。手塚厩舎“ディープ軍団”の調教ピッチが上がらずに、トレーナーがもどかしい日々を送っていたのがこの時期だった。

 さて、そのうちの一頭スカイムーヴァーこそまだ放牧中だが、期待馬2頭がついに今週デビューを迎える。日曜(15日)の東京芝1600メートルを予定するのは「思えば(鞍上の)松岡には悪いことをした」と田中良太助手が頭をかくアフェクテューズ(母オールウェイズウィリング)。何が“悪かった”かといえば、当初の初陣プランが夏の新潟だったこと。ゆえに松岡は予定した北海道参戦を断念、美浦居残りを決断したのだが…。

「最初の坂路調教でヒジを痛めてすぐさま再放牧へ。結局夏場は美浦に馬不在、人だけ残ったってオチでした(笑い)。松岡もヤキモキしたでしょうが、ボクもそう。馬はまだまだ緩いし、現時点でさえ・・・

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東京スポーツ

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