2015年11月20日(金) 18:00
その秋嶺Sは、前後半「45秒7-50秒0」=1分35秒7(良馬場)という、G1フェブラリーSでもめったに出現しない超ハイペースの展開。前半1000m通過は「58秒4」だった。
出負け気味のプロトコルは、このハイペースに乗じて突っ込んだのではなく、自身の前半1000m通過も「59秒0」。断然人気のモーニンに接近して追走した結果だから価値がある。
グラスワンダー(祖父ロベルト)系だから、ダートの適性が高いのは当然、また、母の父はダート巧者の基盤になることの多いヌレイエフでもある。そのヌレイエフ(父ノーザンダンサー)を中心に、プロトコルの血統図には、ノーザンダンサーの血が[S5×S5×M3×M5]。4本もクロスし、ロベルトは[S4×M3]。その父ヘイルトゥリーズンの血も[S5×S5×M3]の形になる。著名種牡馬のクロスがどんどん増えている最近でも、これはかなり強烈である。
また内枠を引いてしまったが、前回と同じ柴田大知騎手なので、クセは承知。互角のスタートなら、今回は平均ペースでハナを切る展開も望める。
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柏木集保
1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。
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