混戦マイルCS、モーリス・フィエロら有力馬を徹底分析!

2015年11月20日(金) 18:00


◆面白い馬だが軸にはしづらいヴァンセンヌ

 マイルの王者モーリスがぶっつけでの参戦になる一方、中距離からイスラボニータが転身。馬券の対象としてはにわかに活気づいてきたマイルCSだ。

 そのモーリスは臨戦過程をかなり不安視されているが、馬体重だけをとれば帳尻は合っている。今週の「回収率向上作戦」で書いたようにぶっつけでのGI参戦は容易でないが、これだけのレベルの馬がぶっつけで臨むケース自体が少なかったのも事実。勝ち切れるかどうかはともかくとして、馬券のどこかには組み込む必要があると思う。

 イスラボニータの天皇賞秋→マイルCSは、使い方としては理想的な形。個人的にもシルシ上位に入れるつもりだが、距離短縮+京都というリスクをファンが軽視している雰囲気もある。前半の流れもここ2走とは全く違うし、戸惑わないかは若干心配だ。  ヴァンセンヌも天皇賞秋組。ここ2走は・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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