2015年11月21日(土) 12:00
何度も書いて申し訳ありませんが、今秋の当コラムの予想はソコソコいい線行っています。実はこれ、毎週土曜日の朝8時45分頃から新潟のFM PORT(Radikoなら全国で聴けます)で放送している「矢野吉彦のGO RACE GO」と内容を連動させたのがよかったようです。
同コーナーは今年4月にスタート。夏の新潟競馬開催中は、毎週必ず予想を披露していました。ところが、(予想どおり)ほめられるような的中がないまま夏競馬が終了。すると、秋のG1戦線を前に、スタッフから「どうせ当たらないんだったら、“ダメもと”で穴馬を挙げてください」とのお達しが届きました。
人によっては頭に来るようなお達しですが、私にとっては“渡りに船”。まともな予想をしてハズレるより、来なくても当たり前(?)の穴馬を挙げてハズレるほうがよっぽどマシですからね。なのでこの秋は、まさに“ダメもと”で、穴を空けそうな馬のタイプをデータから浮かび上がらせることにしたわけです。ここに書いているのは番組の台本のようなもの。その予想が、まぁまぁいい線行くようになってきました。
ではこの調子で、マイルCSを分析しちゃいましょう。去年までの10年間で、1〜3着が1〜5番人気の馬で占められたことが4回、1番人気馬が1〜3着に入ったことが7回あり、一見すると堅そうなレースです。しかし、10万円を超える3連単が4回も出現。ほかに5〜6万円台も3回出ているので、穴狙いに徹するのもアリだと思います。
まずは、京都芝外回り1600メートル戦もディープインパクト産駒が圧倒的に強い、というのが大前提。同馬の産駒の中から、人気の盲点になっているような馬を探すのが得策です。
ここ10年に6番人気以下で1〜3着に来た馬は全部で8頭。そのうちの5頭が12〜16番の馬でした。コース形態から内枠有利と言われているだけに、同じくらいの力量を持つ馬同士で比較すれば1ケタ馬番のほうが人気になるはず。穴馬を探すなら、その逆手を取って外枠の馬から選ぶのがおもしろいかもしれません。
さらに、8頭のうちの5頭は1800メートル以上の芝のレースに勝っていました。もう1頭も、東京芝1800メートルのエプソムCで勝ち馬から0.1秒差の4着という実績の持ち主。マイルより長い距離での成績は要チェックです。
このへんから浮かび上がる今回の穴候補は?そう、トーセンスターダム!勝つまでは「?」ですが、3着ならありそうな気がするんですけど。
そして、ラジオのコーナーとの連動ついでにお知らせを。22日の午前11時と午後1時から、イオン新潟南のスカイコートで「FM PORT公開録音 新潟競馬場 知る・見る・語る 50年〜FMPORT競馬愛好会 LOVE KEIBA 50〜」を行います。お近くの方はぜひご来場くださいね!
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矢野吉彦
テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。
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