岩田ならどう乗る?

2015年11月26日(木) 12:00

今年出走する外国馬は、
イトウ
イラプト
トリップトゥパリス
ナイトフラワー
ゴールドシップ
の5頭。

なんだか例年以上にひと癖あるように思えてならない。
ゴールドシップを外国馬枠に混ぜてみた。外国馬だと思えばなにもかも許せるからだ。

それはさておき、
この10年で外国馬が馬券になったのは2頭しかいない。
10年前のアルカセット1着と9年前のウィジャボード3着。
今年も外国馬が馬券にならなかったら、来年の「この10年」では1着馬はいなくなってしまう。

馬券になった馬はどちらもデットーリが騎乗していた。
デットーリのジャパンカップでの成績は3-0-3-2。
すごい成績だ。でも逆の見方をすれば、勝負にならない馬では日本にやって来ないとも言える。

アルカセットで1着したときは、デットーリが日本の馬場に合うと進言したとも言われていた。
アルカセットの時計は2:22:1。今でも東京2400のコースレコードだ。欧州にそのような時計の出る馬場はない。馬場が合うにもほどがあった!つまり名手ともなれば、騎乗していてその馬がどういう馬場に合うかがわかるってことだ。

ウィジャボードで3着して以後、デットーリはジャパンカップで騎乗していない。その間、デットーリにも諸般の事情があったのは承知しているけれど、日本で勝ち負けできそうな馬に出会っていなかったとも言える。

ジャパンカップだったか、ドバイのG1だったか忘れたけど、ムーアはジェンティルドンナで1着したときにイギリスの競馬場では勝ち負けできないとはっきり口にしていた。おそらく遠征したとしてもムーアはイギリスでは別の馬に騎乗していたのではないか?

ムーアといえば今や世界を代表する騎手だ。そのムーアが今年も日本の馬ラストインパクトに騎乗する。だからラストインパクトがいいと言いたいわけではない。でもむやみに外国馬に騎乗するくらいなら、日本の馬に騎乗した方がマシと考えていても不思議ではない。

とにかく外国馬は切る。少なくともデットーリが騎乗しないのならば切っていい(今ならムーアもその域になっているか?)。なが〜〜い目で見ても短い目で見ても、それが一番お金を無駄にしない戦術だろう。

ただし、この10年でもうちょっと上手に騎乗していたら、馬券になったのではないか?
と思える馬も何頭かはいた。

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岩田ならどう乗ったか?
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ニッポンのジャパンC男・岩田が騎乗していたらどうであったろう。そう思える馬はいた。

上がり視点で見るとちょっとだけ空想を膨らませられる。
この10年で、ジャパンカップを上がり3位以内で走れた外国馬は6頭いる・・・

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かしわでちょうほう

競馬専門誌・競馬王の元本紙予想担当。今は競馬王その他にて、変な立ち位置や変な隙間を見つけて、競馬の予想のようなものを展開中のニギニギ系。 著書はなし。最新刊「グラサン師匠の鉄板競馬 最前線で異彩を放つ看板予想家の鉄板録」に再び間借りして、4年ぶりに全重賞・根多の大百科的なものを執筆。

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