阪神JFの傾向から有力馬の強味と弱味を考える

2015年12月11日(金) 18:00


◆後方3頭の組み合わせも考えられる

 阪神JFは差し決着の割合が相当に高いレース。前後半がイーブンなら先行勢にも多少残る余地が出てくるが、少しでも前傾ラップなら、差し馬圧倒的有利。展開次第では道中後方の馬3頭の組み合わせまで考えられる。

 人気になりそうなメジャーエンブレムは、これまで前で競馬をしてきたことだけが引っかかる。ここで差しに転じて成功する可能性もあるが、枠を考えると簡単には引けないはず。そうなると、あとは地力でどこまでカバーできるかの戦いになる。  そのメジャーエンブレムを前走で負かしたデンコウアンジュは、当時が人気薄での勝利だっただけに、どこまで本物なのかが見極めにくい。ただ・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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