2015年12月16日(水) 18:00
【コース総論】阪神芝1600m外 Aコース使用
※今回は集計対象を「Aコース」に限定しています
・コースの要所!
★枠番による有利・不利はほとんどなし。現在の馬場からは少し内有利か。
★脚質による成績の偏りはないが、人気薄での激走例が多いのは好位勢だ。
先週に引き続き、今週も阪神芝1600m外でのG1開催。同じ解説を繰り返しても面白味に欠けるので、今回は「Aコース」に限定したデータをお届けする。コース全体の特徴については、先週分の当コラムを参考にしていただきたい。
このデータで目立っているのが、枠番や脚質による成績差が、いくぶん小さくなっていることだ。とくに顕著なのが枠番別成績で、内外での成績差はほとんど見受けられない。枠番値もマイナス0.1〜プラス0.1の範囲内であり、枠番を気にする必要はなし──といっても過言ではないほどだ。
また、脚質別成績でも、逃げ馬から追い込み馬まで、まんべんなく馬券絡みしているのが見てとれる。4角5番手以内馬の連対率が16.7%で、4角6〜10番手が同13.6%と、その差はわずか3.1%。信頼度や回収率の高さから一応は前有利といえるが、中団のポジションが取れる馬であれば、脚質を理由に評価を割り引く必要はまったくない。
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小林誠
競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。
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