ロードクエストら東の素質馬が次週ホープフルSを選んだ意味/トレセン発秘話

2015年12月17日(木) 18:00

【次回休載のお知らせ】

 来週の「東スポ×netkeibaコラボコーナー(木)」は、祝日による東京スポーツ紙面発行の都合により休載となります。予めご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。


◆東からの2冠馬出現は一過性の出来事ではない

 関東馬のワンツーフィニッシュで幕を閉じた先週の阪神JF。情けないことに予想は○→△で外してしまったが、当欄で記した通り“東の風”は確実に吹き始めた。さらに先週末も記したように、その原動力がリニューアルされた美浦坂路にあるのも確かだろう。2歳女王メジャーエンブレムを管理する田村康仁調教師は、デビュー前のエピソードをこう明かす。

「春先の坂路はグチャグチャの馬場で、準オープン馬でさえキャンターで上がるのにひと苦労。それをこの馬は(4ハロン)60秒あたりを馬なりで決めてきた。まさしく牧場の評判通り、モノが違うと思ったよ」

 全長600メートルだった当初は栗東と比べると“オモチャ”とやゆされた美浦坂路が、かかる負荷の違いから、今や秘める資質発掘のバロメーターとなっている。これぞ最前線基地たる姿で、この帰結にはむろん関係者の創意工夫が添えられる。今後、関東から強い馬がドシドシ生まれてくる期待を抱くのは、おそらく当方だけではないだろう。

 もっとも今週のGI朝日杯FSは東5頭に対し西14頭。その登録数に劣勢感は否めない。だが、逆もまた真なり。決してやせ我慢でなく、この登録数こそ実は関東馬が強くなっている証し、と当方は考える。

 というのも・・・

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2010年に創刊50周年を迎えた夕刊紙。競馬確定面「競馬トウスポ」(大阪スポーツは「競馬大スポ」、中京スポーツは「競馬中京スポ」)は便利な抜き取り16ページで、中身は東スポグループだからこその超充実ぶり。開催3場の全36レース(2場開催の場合は全24レース)の馬柱を完全掲載しています。

関東・舘林勲、大阪・松浪大樹の本紙予想のほか、記者による好評コラム(「一撃・山河浩、馬匠・渡辺薫など)、そして井崎脩五郎、爆笑問題の田中裕二、IK血統研など超豪華執筆陣の記事も読みごたえたっぷり。馬券作戦に役立つ情報が満載です。

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