エアスピネルのリスク、リオンディーズの問題は?朝日杯FSを斬る!

2015年12月18日(金) 18:00


◆前走オープン特別組は苦戦

 阪神に移ってから2回目の朝日杯FS。コースがらみのデータは蓄積されていないが、中山時代の傾向を含めて考えると、前走オープン特別組は苦戦、前走重賞組でもある程度好走してくることが必要、前走条件戦組は人気で勝ってくることが必要といった条件が挙げられる。

 人気はエアスピネルだろう。デイリー杯の内容は完勝かつ圧勝。馬場と前半のペースを考えると時計も悪くない。阪神もデビュー戦でこなしている。

 印象としてはGI級の強さであることに間違いはないが、強すぎて2戦とも好位抜け出しの形になってしまったことが唯一のリスク面か。このコースの2歳戦は差し決着も多いし、この馬自身多頭数を中団以降から差す形になったときどうなるかは未知数だ。

 デイリー杯2着のシュウジは溜め逃げがききすぎて一気に突き放された印象もあった。展開次第ではもっとやれると思うし・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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