2015年12月23日(水) 18:00
【コース総論】中山芝2500m Aコース使用
・コースの要所!
★勝率が飛び抜けて高いのが馬番1〜4番。確実に先行できる馬は買い。
★馬番5〜8番が人気の盲点。後方に置かれる馬以外は買いがセオリー。
レースの施行回数が非常に少ないため、過去10年を対象として集計を行っている今回のコースデータ分析。それでも、フルゲートで行われたのは18レースに過ぎない。信頼度にいささか問題アリだが、それでもかなり面白いデータが抽出できたので、いつも以上に注目していただきたい。
16頭立てにおける平均配当は、単勝1474円、馬連5257円、3連複2万6734円と、高くもなく低くもない水準。人気別成績を見ても、1番人気が連対率55.6%と高信頼度ではあるが、極端な人気薄を除き、まんべんなく走っている印象だ。高配当も十分に狙えるが、13番人気以下の「爆穴」には、さすがに手を出しづらいか。
次に枠番だが、ただでさえ外枠がキツい中山芝+コーナーの多いコースであるため、ハッキリと外枠不利。馬番13〜16番の複勝率は9.7%と、飛び抜けて低い。対照的に内枠である馬番1〜4番の勝率は、12.5%という圧倒的な高さ。これらのデータから「内枠有利+外枠不利」であるのは、間違いないといえる。
脚質については、思ったほど前有利でもないな──というのが素直な印象。さすがに4角11番手以下だと絶望的で、もっとも成績がいいのは4角2〜5番手の好位勢だが、中団からの差しも相応に決まっている。最速上がりを使った馬がキッチリ連対できているのも、その証左。好位〜中団のポジションが取れる馬であれば、問題はない。
そして今回、いちばん注目していただきたいのが・・・
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小林誠
競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。
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