2016年01月02日(土) 18:00
・コースの要所!
★中山芝ながら、枠番による成績差は非常に小さい。外枠でも問題なし。
中山芝というだけで「内枠有利」「波乱含み」といったイメージを持つ、中山芝2000m。しかし、16頭立て以上では1着馬のじつに68%までが3番人気以内という、かなり堅く決着する傾向にあるコースなのだ。ふたケタ人気が馬券に絡む確率も2.7%と低く、少なくとも1着馬に関しては、素直に人気馬を狙ったほうがいい。
枠番も、極端に内枠有利といった面は見られず、かなりフラット。外枠の信頼度がやや低いが、これは平均人気の差を考えれば当然の結果である。外枠を理由に人気を落とすような馬がいれば、積極的に狙ってみるのもアリ。枠番値もマイナス0.1からプラス0.3の範囲に収まっており、あまり気にする必要はないと結論づけられる。
脚質については、好位で流れに乗れる先行勢が連対率、複勝率ともに断然の高さ。差しも相応に決まるが、4コーナー11番手以下のポジションから追い込むのは、かなり厳しい。最速上がりの馬よりも、上がり3F順位が2位の馬のほうが高信頼度というのも特徴的。好位からソコソコの脚を使えるようなタイプが、もっとも狙いやすいコースといえる。
【レース総論】中山金杯(G3) 過去10年
・レースの要所!
★ハンデを背負う馬が優勢。57キロ以上馬は回収率の高さも目立っている。
コースデータに素直なレース結果で、人気馬の強さはこちらでも目立っている。1番人気馬は勝率20.0%、連対率30.0%とそうアテにはならないのだが、5番人気以内[9-6-6-29]で連対率30.0%、複勝率42.0%と、上位人気馬全体の信頼度はかなりのもの。単勝平均配当が679円と低いのも、コースデータと同じである。穴馬を狙うならば、2着〜3着のヒモに置いたほうが効率がいい。
もっとも重視すべきなのが・・・
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小林誠
競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。
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