浜中落馬で考えた前日発売の功罪/トレセン発秘話

2016年01月28日(木) 18:00


◆もし前日発売中止がアメリカJCCでなく東海Sであったなら…

 大寒波が日本列島を襲った先週末、降雪の開催への影響を懸念してGII・アメリカJCCの前日発売が取りやめとなる事態が発生した。同レースの売り上げは前年比84.3%。前日発売の重要性(ファン及び主催者にとって)はその数字上からも十分理解できるものだが…。通常通り、前日発売したGII東海Sで発生したアクシデントが、その功罪を再考させる材料になったのだから皮肉である。

「事件」は日曜の朝イチ、中京1R(3歳未勝利・牝)で起こった。1番人気のマーキークラブが4角で外に逸走。外ラチに勢いよくぶつかり転倒し、騎乗していた浜中俊は落馬負傷によりその後のすべてのレースで乗り替わりに。最大の問題は、同騎手が同日メーンの東海Sで1番人気ロワジャルダンに騎乗予定だったことに尽きる。

 間もなく横山和生への騎手変更が発表されたが、もし前日発売中止がアメリカJCCでなく東海Sであったなら・・・

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