2016年02月03日(水) 18:00 17
◆繊細な牝馬にとっては早めに権利を確保し、本番に向けて十分なお釣りを残すことが何より重要
クラシックを狙う3歳馬のローテーションは非常に重要、かつ難解だ。選択肢を間違えれば、余分なレースを使わなくてはならなくなるし、力はあるのにGIに出走できない最悪のケースも…。
特に桜花賞を目指す牝馬のそれは悩ましい。繊細な牝馬にとっては早めに権利を確保し、本番に向けて十分なお釣りを残すことが何より重要になってくるからだ。
レッドアヴァンセが1月9日に初勝利(京都芝内1600メートル未勝利戦(牝))を挙げた直後から、音無調教師の苦悩は始まった。テーマはもちろん「桜花賞に向けてのベストローテは?」だ。
「まずクイーンCはないな。関西馬があのレースを使いに東京まで輸送すると、体が減ってしまい、その後に影響が出る。去年のミッキークイーン(20キロ減で出走して2着)がそうだったでしょ。選択肢としては・・・