三強の序列を徹底的に考えるべし!/弥生賞

2016年03月02日(水) 18:00


■弥生賞(G2・中山芝2000m)フルゲート18頭/登録13頭

【コース総論】中山芝2000m Aコース使用

・コースの要所!


★上位人気馬が順当に強いコース。多頭数でもアタマはかなり堅い。

★枠番の内外による成績差は意外なほど小さい。外枠狙いもアリか。

★勝率、連対率ともに好位勢が圧倒的優勢も、逃げ切るのは難しい。


 何かにつけて「紛れ」が強調される中山芝コースだが、芝2000mのデータからは、その気配をまったく感じない。16〜18頭の多頭数でも、平均配当は単勝851円、馬連5027円、3連複1万9075円と低めの水準だ。とくに低いのが単勝平均配当で、人気馬が非常に強いコースであるのは、データからも明らか。人気薄を1着で狙うような買い目は、ここではかなり効率が悪いといえる。

 枠番データにも、偏りはまったく見受けられない。連対率は内のほうが3%ほど高いが、勝率や複勝率はほとんど同じ。ファンが外枠を嫌っているためか、枠番値に至っては外のほうがハッキリと高い。つまり、信頼度は内でも外でも大して変わらないが、回収率の面では、外を重視したほうがベターということだ。

 脚質については・・・

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小林誠

競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。

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